昨年41本塁打を放ち、ホームラン王に輝いた巨人の岡本和真内野手。しかし、今シーズンはまだ12本塁打にとどまり、メジャー挑戦への夢に暗雲が立ちこめている。その背景には、巨人で受け継がれてきた"松井秀喜の掟"があるという。
松井秀喜がメジャー渡米の際に残した"掟"とは?
松井秀喜が2002年にメジャーに渡米する際、巨人内部では反対論が根強かった。
- そんな中、松井は平成で日本人唯一の50本塁打を記録し、キャリアハイの成績を残した。
- 誰も文句を言えない活躍で、球団と世間の後押しを受けてメジャー挑戦を果たした。
そのため、巨人では「メジャーに行くなら、キャリアハイの成績を残して、みんなを納得させなければならない」という風潮が根強く残っているのだ。
岡本和真のメジャー挑戦は厳しい現実
岡本は今シーズン66試合で打率2割6分4厘、12本塁打、36打点と振るわない成績だ。
- ナ・リーグ球団スカウトは「自己最高の成績を残してくれなければ、高い値段はつけられない」と厳しい評価。
- 球団関係者も「最低でも40本塁打を超える成績を残す必要がある」と指摘する。
このペースでは、球団首脳がメジャー挑戦を許可するとは考えにくい。
メジャー挑戦への思いは変わらず
岡本自身は、昨年のWBC優勝後に「野球ってこんなに面白いんだなと思った」と語り、アメリカでのプレーへの思いを強めていた。
- 今オフにポスティングシステムを利用したメジャー挑戦が囁かれていた。
- 実際に今季の巨人戦には、岡本目当てのスカウト複数人が試合に足を運んでいる。
しかし、ここに来てその野望に黄信号がつき始めている。
巨人の"掟"を乗り越えられるか
岡本がメジャー挑戦を果たすには、巨人の"掟"を乗り越える必要がある。
- そのためには、キャリアハイの活躍を見せ、球団と世間を納得させることが不可欠だ。
- しかし、今シーズンの成績からは程遠い。
残りのシーズンで大きく飛躍できるかが、岡本のメジャー挑戦の行方を決めることになりそうだ。
まとめ
巨人の"松井秀喜の掟"は、メジャー挑戦を目指す選手にとって大きな障壁となっている。岡本和真がこの"掟"を乗り越えられるかどうかは、今後の活躍次第だ。メジャーリーグを目指す夢を叶えるには、キャリアハイの大活躍が不可欠となる。岡本の挑戦に、注目が集まることだろう。