メジャーリーグで活躍する日本人選手の人気は高く、彼らの所属チームは日本企業との提携を次々と発表している。その中でも、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手と山本由伸投手の加入後の日本企業との契約ラッシュは特に注目を集めている。
大谷翔平とドジャースの日本企業との契約ラッシュ
ドジャースは今シーズンに入ってから、以下の11社の日本企業と契約を結んでいる。
- ANA(全日本空輸)
- TOYO TIRE
- 興和
- 大創産業
- 日本管材センター
- コーセー
- 木下グループ
- THK
- ヤクルト
- 築地銀だこ
- AFEELA(ソニーとホンダの合弾会社が展開する新しい自動車ブランド)
このラッシュぶりに、現地のファンからは「企業が選手の給料を払ってくれているようなものだから、タダで獲得したのも同然だ」などと驚きの声が上がっている。
大谷翔平の"1118億円契約"の理由
大谷翔平投手は今オフに自由契約権を獲得する可能性が高く、その年俸は10年1118億円(7億ドル)と試算されている。この高額な契約金の理由について、USAトゥデイ紙のボブ・ナイチンゲール記者は「日本人スター選手のショウヘイ・オオタニとヨシノブ・ヤマモトがドジャースに入団してから、エンドースメント(スポンサー契約)の契約金が更に増えた」と指摘している。
つまり、大谷翔平投手の加入によってドジャースが日本企業からスポンサー収入を多く得られるようになり、その収入が大谷投手の高額年俸を支える一助となっているのだ。
大谷翔平人気がもたらすビジネスチャンス
大谷翔平投手の人気は日本国内だけでなく、世界的にも高い。そのため、大谷投手の所属するチームは世界中の企業からスポンサー契約を求められる。ドジャースは大谷投手の加入を好機ととらえ、日本企業との契約を次々と結んでいる。
実際、今シーズンのドジャースタジアムのホームゲームでは、ソニーとホンダの合弾会社「AFEELA」の2024年型電気自動車が会場に設置される予定だ。これはスポーツイベントで自動車が発表されるのは世界初の試みとなる。
大谷翔平人気がもたらす副次的な効果
大谷翔平投手の人気は、チームのスポンサー収入増加だけでなく、様々な副次的な効果をもたらしている。例えば、ドジャースタジアムでは7月20日(同21日)の本拠地レッドソックス戦で、人気ヒップホップユニットのCreepy Nutsがライブパフォーマンスを行う「AFEELA PREGAME PERFORMANCE」が予定されている。
このように、大谷投手の人気を活かしたイベントの開催や、新しいファンの獲得など、チームにとって大きなメリットがある。大谷投手の加入は、単なる選手補強以上の意味を持っているのだ。
大谷翔平の"1118億円契約"が示す価値
大谷翔平投手の試算年俸1118億円(7億ドル)の高額契約金は、単に優れた実力を反映しているだけでなく、チームにもたらすビジネスチャンスの大きさを物語っている。大谷投手の人気は世界的で、その影響力は計り知れない。
現地のファンからは「オオタニに7億ドル(約1118億円)の価値がないと言っている人がいることに笑ってしまう」といった声も上がっており、大谷投手の価値を高く評価する意見が多い。今後、大谷投手がさらに活躍を続ければ、その価値は更に高まることだろう。
まとめ
大谷翔平投手とドジャースの日本企業との契約ラッシュは、大谷投手の人気と実力が生み出したビジネスチャンスの大きさを物語っている。大谷投手の加入によって得られるスポンサー収入は、高額年俸を支える一助となっている。さらに、大谷投手の人気は新しいファンの獲得やイベントの開催など、副次的な効果をもたらしている。大谷投手の価値は計り知れず、今後も注目が集まり続けるだろう。
